大変な気候変動だ
「50年に一度の豪雨だ」。去年、うちの裏の崖を崩落させた台風18号の時はそう言われた。
その時私は、これからは毎年こんな豪雨が降るんじゃないかと思った。
当って欲しくない予想は当るものだ。今、日本中で気候は荒れ続けている。
テレビのニュースでも、新聞でも、インタビューを受けた災害地の人は「こんなの初めてだ」と言っている。
川の姿が変わってしまった裏の針畑川を見ながら、「そろそろ、新しい台風が来るんじゃないか?」と不安な日々である。
強風が止み、豪雨が止み、川の水かさが減り心地よい音をたてて流れている。
すすきの綿毛がふんわりふんわりと透明な空気の中を漂い、鳥達が川面すれすれに飛んでいく。
黄色に色づいた稲穂を狙って、猿の群れが田んぼの回りをうろうろ、うろうろ。
「そろそろ咲きそうだ」と思っていた白い百合。鹿達は「そろそろ食べごろだ」と思ったのだろう。完食。
村のあちこちから、柴漬けやカボチャ、ピーマン、冬瓜、ジャガイモ等を頂く。
滋賀の山中の平和な暮らし。
小指の先より小さなカエル。
ローズマリーの枝で昼寝。
「何を考えて生きてるの?」