雨が降ったり,風が吹いたり、台風が又来たり。
そうやって日々過ぎて行く。
裏の針畑川は翡翠色をして軽やかな音をたてながら流れて行く。夜の間に降った雨は、山や樹や花に透明の露を残した。
初めて見る小さな蜂。
忙しそうにシュウメイギクからシュウメイギクへと群れている。花が風に揺れると蜂もバランスを取り揺れている。
野葡萄の実は青く色づき、まだ色の変わらない葉の間でこちらを見ている。
鳥はこの実を食べない。後しばらくすると葉は黄色に変わる。
「寒くなってきたよ。 そんな所で大丈夫?・・・」
心配する事ないか、私よりずっとしっかりしてそうだ。
大島の上に広がる空。穏やかであって欲しい。