小さな地球

小さな地球(↑の上):朝日新聞デジタル版より
小さな地球(↑の上):朝日新聞デジタル版より

月から地球を見た写真に私は本当に驚いた。

アポロ13号だったか,14号だったか・・・?。記憶は定かではないが、漆黒の宇宙に青と白のマーブル模様の地球が、月の地平線の向こうに半分顔を出して浮かんでいた。

「あんな所に住んでるんだ・・・」。感動と驚き。忘れる事は出来ない。

 

そして、10日程前に「土星探査機カッシーニ」が、土星の輪の中から見た地球の写真を永い時を経て私達に届けてくれた。

地球と月:朝日新聞デジタル版より
地球と月:朝日新聞デジタル版より

こんな頼りない小さな星、地球。傍に月が寄り添ってくれているのが嬉しい。

こんな小さな星に私達は暮らし、喜んだり,悲しんだり、争ったり、傷つけたり。人間の欲の置き土産の地球温暖化、急激な気候の変化等々。

漆黒の宇宙に頼りなげに浮かぶ地球を見ると、とてもいとおしく、又悲しくなる。想像すら出来ない永い年月を経て、豊かな海,豊かな緑に恵まれ、そこに様々な人間達、動物達、食物達が、今暮らしている地球。

 

世の権力者達よ。宇宙に浮かぶこの小さな地球を見て何か思う事はないのか?

地球から見た宇宙
地球から見た宇宙

私の頭上には、青い空に白い逞しい夏雲が流れて行く。濃い緑の葉っぱは風に揺れ、夏の盛りだ。

この青い空の向こうにカッシーニが回り、地球を眺め、そして映像を送って来る。

 

「あんた達の住んでる星は、こんなに小さくはかないんだよ」と。