朝から雪は降り続き,夕方5時になってもまだ降っている。
少し融けては又積もり、静かな静かな一日だ。
水曜日は平良の集会所にお医者さんが来られる日だ。鍵を開け、雨戸を開け、灯油ストーブに火を点け温かくしておく。この役目が5月から私の担当になった。
お医者さん、看護士さん、保険士さん、そして運転手さんが「えらい雪だ」とワイワイ集会所に入ってこられる。診察を終え、又ワイワイと「えらい雪だ」と帰って行かれる。その間村の人達は「よう降りますな」とは言うが,顔には「そうですか???」と書いてある。
一番寒い時はダウンコート、そうでもない時はウールや厚手のコットンのコートを着る。スノーブーツ、編み上げの靴等、温かい靴を履く。マフラーをし、手袋もする。
こんな格好で温かくして、白い雪景色を眺めている。
住居棟の小屋もアトリエもストーブのおかげで温かい。
冬至の少し前から日の入りが遅くなり、遠くに小さく見える春が帽子をちょっと取って,私に挨拶をしている。