甥の家族のバンコク旅行土産。
草加せんべい程の大きさのライスクッキーなるものをバリバリ食べながら感じる。米の味は何故か安心感がある。
そのライスクッキーは、見た通りの長粒タイ米。期待を裏切らない素朴な懐かしい味。子供の頃のオヤツ、ポン菓子のあの食感。アジア人の体と心を作っている米で出来たおやつだ。
うちに友達や知人が来る時は、何時の頃からか、おにぎりを作るのが最近のもてなしになった。安いスーパーの米で作ったおにぎりを皆おいしい、おいしいと言う。当たり前の様に毎日食べているご飯。本当に美味しいの?。よく見ると、艶々とふっくら。
コーヒーがおいしいと友達が言う。それも安いコーヒー豆だ。
ある日、京都の姉の家で食事の用意をした。ほうれん草を湯がき、醤油とすりごまで味を付け、どんなものかと味見をした。「何だろう?、この変な匂いは」。
その時に初めて山の伏流水と水道水の違いを認識した。
うちでおにぎりを食べ、コーヒーを飲んだ人達が思わず言う「おいしい!」。車を運転したり、歩いたりしていると、道路脇に伏流水が流れ出ている所が何カ所もある。
伏流水を井戸水として使っている我が家はなんと有難い生活をしている事かと思っている。