夏の野菜は3食分位を、腐らない程度に度々頂く。
しかし,冬の野菜はご覧の通り。また今年も白菜を新聞紙に包み,大根の葉は細かく刻んで昆布や唐辛子と漬け、大根は煮炊き用に新聞紙に包んで保存。干し大根用に切ったのはタコ糸を通してストーブの上に吊るす。赤かぶの葉と菊菜は湯がいて冷蔵庫に。赤かぶは薄く切り甘酢漬け用に塩をする。
これが結構な手間だ。でもキチンと新聞紙に包まれた野菜を見ると何故か一安心。毎日、贅沢な野菜生活である。
「これはこうして食べるとおいしい」と教えられればそのとおりにする。長い間の経験で村の奥さん達は一番おいしい食べ方を知っている。
鹿や猪や猿に食べられると言いながら、最初に1回の農薬散布だけで殆ど無農薬の野菜を楽しそうにつくり、私にくださる時はチョット自慢げだ。そして,大根の葉まで食べるという私にビックリされる。村の人にとって大根の葉やカブの葉は畑の肥やし。
大根と揚げ、大根と手羽先、大根とベーコン、大根のふろふき。大根だけでもこれらのメニュー。鍋に入れてストーブの上にかけておけば,小屋中に濃厚な匂いが満ち、お昼に晩に食べている。
そして、又数日後、別のお宅から軽トラに積まれて白菜、大根、丸大根、漬け物が届いた。
同じように白菜を新聞紙で包み,大根を包み、葉を刻み・・・
こんなに新鮮でおいしい野菜を独り占めだ。友達の家がもっと近くにあるならお裾分けも出来るのに。
日々,只只,感謝である。