うちに時々アメリカ人の男の子が遊びに来る。私の知らないインターネットの様々をよく知っている。
最近,無料で見られる映画のサイトを教えてくれた。無料なんだから少し古い映画だろうと期待をせずにそのサイトを開いて驚いた。今映画館で公開中の「アバター」「アリス イン ワンダーランド」もクリックさえすれば見られる。一体どうなってるんだ? 画像もきれいで、私の場合、何時も見ているテレビよりパソコンの方が画面は大きい。字幕はないが筋くらいは追える。
この無料のオンライン映画で選んで見たのが2009年の暮れにイギリスで公開された「Nowhere Boy」である。タイトルに惹かれた。15才位からあの記念すべきハンブルグでのコンサート前までをジョン レノンの伝記をベースに作られた。ジョン レノンを演ずる若い俳優は本人よりもっと甘い顔立ちで,しかし,ジョン レノンを彷彿とさせる。久しぶりにじっと見入った映画だった。この映画もまだ日本公開はされていない。
「さあ始めましょう」という感じで,若きアメリカ人に半ば強制的に勧められたfacebookという「お友達」サイト。何と知りあいの外国人をfacebookで沢山見つけた。イタリアのミラノに行ってしまい疎遠になっていたカナダ人の知り合いの名前をこのサイトで見つけ,メッセージを送った。すぐに返事が来て、以来メッセージのやりとりが始まった。ボーボアールのページまであり「あれ?、まだ生きてたの?」と思ってしまった。
アメリカのオンラインショップで花を贈ったり、衣料を買ったりしている。そのせいか、最近怪しい薬の迷惑メールがよく入る。開封もせず,すぐにゴミ箱行きだ。
無料映画サイト、お友達サイト、アメリカからの迷惑メール等々。
インターネットは怖くはないが不思議だ。
霊感が取り憑くと言うのを売り物にして大金をかせいでいる人もいるが、これ等は怖くも不思議でもない。嘘をついているというのが,その人の顔の書いてあるからだ。